5/16-17はボランティアがのべ10人集まり、みかん花つみの作業をしました。
ミカンの花は5月中旬から後半の1週間ほどの短い期間に咲いて、散っていきます。

みかんのはな
この花は「里山みかんプロジェクト」の主要な活動資金源のひとつ。香りがよく収斂作用のある化粧水原料として重宝されます。
みかんの木は、たくさんの花をつけます。
で、放っておくと、たくさんのがみかんの実になります。
え、それでいいじゃないの?
と思われるやもしれませんが、
それでは困っちゃうんです。
みかんの木は身の程知らず。
自分の命を引き換えに必要以上に、たくさんの実をつけてしまうのです。
というわけで、花をつんで間引いてあげないといけません。
幼い木や弱った木はなおさらです。
で、われわれが普通の農家とはちょっと変わったところは、
摘んだ花を捨てないで、それを蒸留して化粧品にすること。
売上をみかん農園運営のための資金に回します。
取れた花は陰干しして、葉っぱなどを除きます。
皆さん楽しそう。
純白のきれいなみかん花。 指先に香りがしみつきます。
捨て猫ちゃんを保護! その場で「みかん」と命名されました
取れた花は蒸留所にその日のうちに発送しましたが、
バケツいっぱいだけ、地元メンバーWさんの家に持ってかえり、
ためしにアランビック蒸留器で蒸留してみました。
奥の丸の中の中心にある銅の装置が蒸留器。
数時間かけて蒸留。
なかなかいいものが取れましたよ!